Accomplish Anything?で伝えるメッセージ
5.10.2023
設定期間が終了した時に何を表示する?
MIERUEを制作する段階で、大いに頭を悩ませることのひとつに、タイムスケールが0%なった、つまり、設定した期間が終了した時に表示するメッセージを何にすればよいか、というものがありました。
「よくできました」
「おつかれさまでした」
「おめでとうございます」
などなど、ユーザーの努力を讃えるメッセージを表示するというのが、一般的なのでしょうが、私としてはこれに違和感がありました。
ユーザーがどういう目的で期間を設定したのか、そしてその期間何をやったのかわからないのに、MIERUE側から一方的に努力を讃えるメッセージを送るというのは、少々上から目線なのではないか、そういう思いが違和感を生んだのだと思います。
Accomplish Anything?
そこで散々頭を捻った末、出てきたものが冒頭の「Accomplish Anything?」だったのです。
「Accomplish Anything?」とは日本語に訳すと「何かを達成しましたか?」となります。
「何かを達成しましたか?」というとちょっと大袈裟な感じがしますが、私たちの思いとしては「何かできた?」ぐらいの問いかけです。
ちなみに、アプリでは日英両方のバージョンを提供していますが、このメッセージに関しては「Accomplish Anything?」で統一しています。
日本語で「Accomplish Anything?」を表すような適当な言葉はないか探したのですが、それがどうにもなかったためこのようにしました。
「Accomplish Anything?」が外来語として認知できるぐらいのメッセージになればよいと願っています。
振り返るからこそ感情に訴えかける記憶になる
実は「Accomplish Anything?」に私たちが込めたメッセージにはもうひとつあります。
設定した期間が終了した時に「Accomplish Anything?」と表示されます。
その時、ユーザーの頭の中ではどのようなことが起こるのでしょうか?
おそらく「何かやったっけ?」「しようと思ってたことができたっけ?」と無意識に設定した期間の振り返りが行われるはずです。
この「振り返り」に私たちは注目しました。
振り返ることによって、その期間がユーザーにとって大切な、そして重要な期間となり、記憶に残っていくのです。
例えば学生時代、みなさんの思い出は感情に訴えてくるようなエモい記憶として残っていませんか?
それはなぜでしょう?
その原因は「卒業式」なのではないかと私たちは考えました。
卒業式を行うことで、学校で過ごした日々を振り返ることができます。
そして振り返ることで、その期間が私たちにとってとても大切な思い出として記憶されるのです。
「Accomplish Anything?」と問われて振り返る、こうやって初めてユーザーが設定した期間がユーザーにとって大切な時になるのです。
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